ブナやミズナラなど広葉樹で覆われ、積雪が比較的多い御所山では雪解けから初夏が花の季節。６月の山頂に咲くミヤマシオガマ、ユキワリコザクラなどは貴重な花。そして樹林帯の中にもきれいな花がたくさん咲いています。

御所山の山頂は比較的広く、岩が露出しています。６月初旬、足元に濃い紫色のミヤマシオガマを見ることができます。中部山岳以外では分布は少なく、山形県ではここと月山にだけ咲く花です。日当たりの良い山頂の南西斜面（尾花沢側）こじんまりした株が多く高さも１０センチに満たなく小さめです。

御所山の山頂に咲く花の中でも、特別かわいらしくて小さな花。分布は比較的広いが貴重種だそうです。私は平成１２年の６月初め、ミヤマシオガマなどといっしょに見つけました。1.5センチほどの小さな花でした。

御所山の山頂で一番目に付き、群生しているのがこのミヤマキンバイです。ハイマツ帯と隣り合わせた日当たりの良い岩場にしっかりと根を伸ばし、一面に咲く様は山頂でもっともカラフルな風景です。

高所に自生するサクラで別名タカネザクラともいう。御所山では頂上付近のハイマツ帯の中にあります。展望の良い尾根で、新緑の山々を背景にした低木に咲く薄紅の花から山の厳しさと優しさが伝わります。月山に登った松尾芭蕉は奥の細道紀行で「岩に腰かけてしばしやすらふほど、三尺ばかりなる桜のつぼみ半ばひらけるあり。ふり積雪の下に埋て、春を忘れぬ遅ざくらの花の心わりなし。」と書いています。バラ科。

尾花沢市が開設しているＨＰ。銀山温泉など観光情報も満載。

ねまらっしゃいとは、地元の言葉でくつろいでの意味。地域のことを積極的にデジタル発信している塩原さんのＨＰ。尾花沢市の話題がいっぱい。